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部下とのコミュニケーションの取り方がわからない人へ!良い上司になるにはどうすれば良いの?

こんにちは、複業会社員のHIROです。

部下や後輩とのコミュニケーションに悩む人って結構多いんじゃないかなと思います。

誰しも自分が部下だった時期があり、「こんな上司になりたくない!」と思っていたはずなのに気づけば自分がそんな上司になっている…なんてことがあるものです。

「良い上司」になるにはどうしたら良いのか、考えてみましょう。

「誰のため」に言っているのか?

僕が部下に対して指導する際に特に気をつけていたのは、その指導が「あなたのため」になっているかどうか?という点でした。

人は誰かから注意される時、それが「誰のため」に言っていることなのかで受け取り方が大きく変わります。

例えば部下に嫌いな同僚がいて、キツい言い方や態度を取って職場の雰囲気を乱している場合に出くわしたとしましょう。

こういう人間関係のこじれは放っておくと仕事のパフォーマンスや組織としての成果にも影響してくるので見て見ぬ振りは厳禁です。

もちろん、他にも仕事は山積みでついつい蓋をしてしまいがちですがこういうところで手を打ってくれる上司と何もしない上司では部下の信頼度が大きく変わってくるところでもあります。

正しいことは正しい、間違っていることは間違っているとしっかりと伝えてください。

まずは、どうしてそういう態度を取るのか、理由を聞いてみましょう。もしかしたら、別のところで不安やストレスを抱えている可能性もあるかもしれません。頭ごなしにダメだという前に、しっかり相手の言い分を聞いてあげましょう。

注意して欲しいのは、言い分を聞いている間は言葉を遮らず最後まで丁寧に聞くこと

どうしたら「あなたの」不安やストレスを解消できるのかを一緒に考えてあげるつもりで聞いてみてください。

その上で、その行動で「あなたの」良いところがどんな風にマイナスになっているのか?本当はこんな良いところがあるのに、その行動のせいで台無しになっているよ、と伝えるようにしてみてください。

自分のことを思って言ってくれていると伝われば、その人のスイッチを一気に変えることもできるはずです。

こういう指導は、その本人だけでなく、周りの人もよくみています。何か困ったことがあれば「私たちのために」動いてくれる上司だと信頼を寄せてくれるようになります。

直接的には成果に関係ないように見えても、チームとして結束して成果を上げていく上では非常に重要なポイントなのでめんどくさいといって無視しないようにしましょう。

部下の人生を背負っているという自覚はあるか?

部下を持つということは、その人たちの仕事の成果を見て評価をしなければなりません。

あなたの評価一つで部下のボーナスや、大きく言えば人生が変わります

それだけの力を持っているということを改めて肝に銘じて下さい。

部下は職場に1日の大半の時間を捧げてくれています。

単に生活のためのお金が稼げれば良いと思っている人も多いかもしれませんが、お金には換えられない“時間”を提供してくれている部下に誠意を持って仕事をして下さい。

そんな大切な時間を戴いているわけですから、あなたと働くことによって部下の人生がより豊かになるようにしてあげたいですよね。

そこで働くことによって部下が得られるスキルや人生におけるメリットを提供してあげることもまた上司の仕事です。

「使えないヤツだな」と思うことがあるとすれば、それは上司であるあなたの責任です。

あなたと働くことで人生の時間を無駄にさせないように、部下の人生を背負っているという自覚を持って接すると関係は大きく変化してくるはずです。

言葉を遮って自分の話をしていないか?

人間が人にされて一番辛いことは、「無関心」です。

誰しも、自分の存在を相手に認めてもらいたいという承認欲求を持っています。

自分の存在意義を見出すと、人は驚くほど能動的になり仕事のパフォーマンスも劇的に向上します。部下の力を最大限に引き出すのも、上司であるあなたの仕事です。

部下とのコミュニケーションに悩む人の多くは、「聴く」ということができていない場合が多いです。

相手が何を考え、どう感じ、なぜそういう行動を取っているのか、それがわからずに見当はずれな言動や行動で部下とすれ違ってしまう場合がほとんどです。

部下が今何に困っていて、どんなストレスを感じているのか、あなたはすぐに答えられますか?

ノーの人が多いのではないでしょうか?

部下の話を聞いている時、頭の中は「次はこう言おう」と自分の話したいことを考えている人が非常に多いんですよね。

面談をしたとしても、自分が話している時間の方が長い場合は部下とのコミュニケーションが取れていないと思って下さい。

相手が話していることを遮らずに最後までしっかり「聴く」ことに徹して下さい。

どうしてそう思うのか?をしっかりと聞くことで話している側には「認めてもらえている」という安心感も生まれます。

一方的に話すのではなく、話を聞いて、どう考えているのかイメージをすり合わせるような意識を持ってコミュニケーションを取るようにすると関係はより良い状態になっていきますよ。

「ありがとう」が伝わっているか?

仕事を振るだけ振ってそのあとは知らんぷり、という働き方になっていませんか?

忙しいとついつい忘れてしまいがちですが、部下の仕事ぶりをしっかり確認することを忘れないようにしましょう。

やってくれてありがとう、も大切ですが、重要なのは「あなたのことをしっかり見ているよ」ということです。

「ありがとう。ここはこういう風に工夫してくれたんだね。」

「ありがとう。この集計には時間がかかったでしょう。」

「ありがとう。よくまとまっていてわかりやすかったよ。」

単なる「ありがとう」という言葉ではなく、部下がどう頑張ったのかをしっかり見て。それを「ありがとう」の言葉に添えてあげるだけでも部下のやる気は一気にアップします。

「しっかり見てくれている」という安心感から、さらに主体的な働き方になるはずです。

口先だけの「ありがとう」にならないように、部下のことをしっかり見てあげて下さい。

部下は上司の行動をよ〜く見ている

ここまで「上司」のあり方について考えてきましたが、いかがでしたか?

あなたが思っている以上に、部下は上司のことをよく見ています。

あなたが評価のために仕事をしているのか、部下の成長のために仕事をしているのか、部下はすぐに見抜きます。

信頼を築くのには時間がかかっても、信頼が崩れるのは一瞬です。

部下を尊重し、相手を主語にしたコミュニケーションを心がけてみて下さいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。